まどろみ
私がこうして眠り続けているのは悩んでいるからに他なりません。
それはまるで真っ白なキャンバスのどこに筆を置くべきか悩んでいるかのような、
それはまるで詰んだ将棋にまだ勝機があると信じて次の一手を悩んでいるかのような。
前が分からず、後ももうない。
行き場のない悩み。
その答えもヒントも見つからず、見つけられず、見つける手段すら見つけられず、
ただ時は刻々と過ぎ、
眠るようにして悩みから逃げるのです。
時はこうして淀むことなく流れている。
着実に、正確に刻んでいる。
私にとってのそれは緩やかで、お昼休みにふっと一息ついたような時間でしかないのに、
周りのそれは私よりも遥かに早く、それはもう早送りで流れているかのように過ぎてゆき、
いつしか私は置いていかれてしまっていた。
気づけばそれは恐ろしく、気づくことすら虚ろな瞼の裏側にしまいこみ、
まるで夢幻であったかのようにまどろみ、全てはうたかたの夢となす。
私の日々はこうして繰り返し流れる。
前もなく、後もなく。
同じところを永遠と。
終わる、その日まで。
それはまるで真っ白なキャンバスのどこに筆を置くべきか悩んでいるかのような、
それはまるで詰んだ将棋にまだ勝機があると信じて次の一手を悩んでいるかのような。
前が分からず、後ももうない。
行き場のない悩み。
その答えもヒントも見つからず、見つけられず、見つける手段すら見つけられず、
ただ時は刻々と過ぎ、
眠るようにして悩みから逃げるのです。
時はこうして淀むことなく流れている。
着実に、正確に刻んでいる。
私にとってのそれは緩やかで、お昼休みにふっと一息ついたような時間でしかないのに、
周りのそれは私よりも遥かに早く、それはもう早送りで流れているかのように過ぎてゆき、
いつしか私は置いていかれてしまっていた。
気づけばそれは恐ろしく、気づくことすら虚ろな瞼の裏側にしまいこみ、
まるで夢幻であったかのようにまどろみ、全てはうたかたの夢となす。
私の日々はこうして繰り返し流れる。
前もなく、後もなく。
同じところを永遠と。
終わる、その日まで。
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